映画渇水のネタバレ考察!原作の口コミも調査してみた! 

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映画渇水は2023年6月2日に公開されます。主演は生田斗真さんで、「凶悪」などで知られる白石和彌さんが企画プロデュースとして担当し、現代社会でも起こっているネグレクトや貧困を映した物語になっています。

上映日が近づくにつれ、SNSでの動画や告知で見るようになってきた、映画渇水のあらすじや結末が気になる方も多いのではないでしょうか?
1990年に出版された河林満 著「渇水」という本が原作になっています。また、その年の文学界新人賞に輝き、第103回芥川賞候補にも挙がった名作なんですよ。

 

その名作を、「孤狼の血」や「凶悪」などの映画監督を務めた白石和彌さんが企画プロデュースをし、髙橋正弥さんが監督をされたということで楽しみですよね。

 

この記事では映画渇水のネタバレ考察と短編小説となっている原作の口コミも合わせて調査してみました!

 

 

映画渇水のあらすじとネタバレ考察

____渇いているのは、心でした。 

【引用元】映画『渇水』公式サイト – KADOKAWA

 

公式サイトのポスターにも記載されているこの文章に原作や映画のタイトルである渇水の意味が込められているものなのだなと感じました。

‘’心が渇く‘’という言葉が、この映画でどのような意味を持っているのでしょうか?この言葉だけでも心が揺さぶられ何かがありそう・・・そう思わせられました。

小説のあらすじとネタバレ考察をしていきます!

 

主人公、岩切俊作(生田斗真)はS市役所の水道局に務める、36歳です。

彼の仕事は水道料金を長期にわたって滞納している住宅への訪問、徴収、そして停水執行(水道の水を止めること)を行うのが日々の仕事でした。

この日も3年ほど水道料金の滞納している小出宅に向かい、滞納されている料金の徴収と支払われなかった時はいつものように水道を停止する予定でしたが、家には誰も居ない、いつも通り水道を停止しようとします。

この家は度々停水の予告をしていましたが、支払われる様子はありませんでした。

すると、小学生くらいの女の子2人がやってきました。

「もうお水止まってしまうの?」と話しかけられます。 

 

幼い子供に問われると、手を止めてしまいそうになります…。このシーンは観る人の心を揺さぶられるものがあるのではないでしょうか。

 

その子供たちは今水道を停めようとしている家に住む小学生の姉妹でした。

姉の恵子(山崎七海)、妹は久美子(柚穂)です。

2人の両親はいつも不在で、子どもたちの事は岩切も滞納料金の徴収と停水予告に来る時に会うので知っていましたが、何度訪れても世帯主とその妻に会うことが出来ませんでした。

「お母さん、今日は帰ってくるよね」と岩切は姉妹に尋ねます。

「はい。帰ってきます」と言われますが、岩切は何度か母親(門脇麦)に水を停めますと伝えている事、今日どうしても水道を停めなければいけない事を姉妹に説明し、

水道を停める前にバケツや洗面器にあるだけの水を貯めておくよう指示します。

その後に水道を停めますから、と。

 

こちらのシーンは姉妹に対しての岩切なりの優しさやどうしようもない感情が受け取れる場面となっていますよね。映画で見ると、岩切と同じどうしようもないやるせない気持ちになるのではないかと思いました。

 

それから姉妹たちは岩切に指示された通り、バケツや洗面器、お風呂などに水を貯めていきました。

停水の処理も終わり、岩切は仕事仲間の木田(磯村勇斗)と姉妹とともに母親の帰りを待ちました。

岩切の心は痛みます。

岩切自身にも来年小学生になる娘がいました。妻(尾野真知子)と共に家を出ていき2週間ほど経っていたのです。

そして姉妹から、父親の姿もここ数か月ほど見ていないという話を耳にします。

この子たちは今日から貯めた水で生活し、貯水が尽きると水もなしに過ごしていかなければいけないのか、と岩切はさらに心が痛みました。

それからもしばらく母親の帰りを待ちましたが、結局帰って来ませんでした。

そして、岩切は姉妹の元をあとにし、次の現場へと向かうのでした。

 

小説では姉妹の母親に会うことは記されていませんが、映画では岩切が門脇麦演じる母親へ育児放棄の疑いを投げかけるシーンもありました。姉妹を放っておけないと自ら母親へ話に行くことになるのではないかと予想しています。

 

それからも続く猛暑の中、給水制限出される中岩切たち水道局員は毎日停水執行を続けました。

人間にとって最後のライフラインである水。

そのくらい大事な水を停める岩切たちに身勝手な理由で料金を滞納する住人から「帰れ」などと罵声を浴びせる者もいます。それでも岩切は淡々と仕事をこなすのです。

 

滞納者から反発される中で、岩切は仕事をしながらあの姉妹のことが頭によぎるのでした。

二人はネグレクトされているのではないかと心配していたのです。

 

週明けの月曜日、出勤した岩切は上司に呼び出されます。 そこに刑事も居て、「小出家の水道を、金曜日に断水したのか」と問われます。

はい。止めました」と答えた岩切に刑事は告げました。

あの姉妹が線路に寝ころび、電車にはねられ、妹の久美子は即死、姉の恵子は風圧で飛ばされ重体だった事を聞かされます。

運転手の証言から事故ではなく、自殺だろうと。 

そして刑事は続けます。「いろいろお聞きしたいことがあるのですが」と…。

 

他にも、小説では記されていない姉妹が映画予告の動画でスーパーで万引きをしているシーンなども映されていました。

小説にはない、現代社会ならではのシリアスな描写もあり心の痛みが湧き出てきそうな…心苦しい展開も盛り込まれているようなので、今から映画公開が待ち遠しいですね。

 

 

映画渇水の原作の口コミ評価

原作は2008年に亡くなった河林満 著の短編集の1つです。冒頭でもお伝えした通り1990年に出版され、文学界新人賞に選ばれ、芥川賞の候補としても挙げられた作品です。

「渇水」は短編集で、4つの短編小説が収録されています。 

原作、渇水の口コミを調査してみました!

  • 「渇水」はライフラインともいえる水道料金滞納者の水道を停める職員の話で、 ネグレクトされている姉妹の家の水道も仕事でとめなければいけない苦しさやもどかしさが読み取れる。結末は後味が悪いが切ない。
  • 社会への諦めや何とも言えない感情が渦巻くものだった。自分も渇いた気持ちになった。
  • 仕事のためと滞納住宅を停水する主人公の心理が切実に描かれていた。心に響く文章があった。
  • 映画の公開を待っていました!小説とはまた違う脚本がたのしみ!
  • 30年前に文学界の界隈で発表されるも、埋もれてしまった作品が取り上げられているのは素晴らしい。1人でも多くの方に観てもらいたい作品。 

 

仕事だからとどんな家庭環境であれ水を停めなければならない主人公のもどかしさ、苦悩を汲み取る口コミが多くみられる反面、映画公開への期待も高まっています。 

 

30年前に発表された「渇水」は残念ながら電子書籍は販売されておらず、紙書籍の入手も困難だったのですが、映画公開が決まったことで4月24日に再販が決まっています。

とても評価の高い小説ですので、一度手に取って読んでみてから映画を鑑賞すると小説と映画の違いや、映画ではどのように切なさや、やるせなさを監督や俳優が表現しているのかをより体現できるのではないでしょうか。

 

 

映画渇水のネタバレ考察!原作の口コミの評価も調査してみた!のまとめ

  • 主人公 岩切俊作は水道局員で滞納料金を徴収、場合によっては停水をする仕事をしている
  • 金曜日に育児放棄されている幼い姉妹の住む小出宅の水道を停水する
  • 2日後の早朝に姉妹が自殺を図ったことを知る

 

人間が生活するにあたって、最後ライフラインとしての水道を停める仕事をする主人公。自身も幼い子供がいながらも2人の幼い姉妹の家の水道を停める事に葛藤する心情などが受け取れる、かなりシリアスな物語でした。

自分勝手な理由で滞納する人々にもたくさんのドラマがありそこを生田斗真さんを含め白石和彌さんがどう表現されているのかが気になりますね。

現代社会にはびこる育児放棄や貧困の問題をリアルに描かれている原作に利用料金を滞納する人々の映り方も見どころです。

 

映画の情報解禁後、待望していた声も多く、楽しみにしている読者も多いのが伺えます。

注目すべきは、社会的な問題と直面しなんともいえない虚しく切ないグレーな世界を生田斗真がどう演じるのか、楽しみですよね。

現在は電子書籍や紙書籍の販売がない為、読むことは難しいですが4月24日に文庫本の販売が決定していますので、事前に予習をしてから映画に臨むというのも良いのではないでしょうか♪

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